【PR】この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。リンク経由でお申し込みがあった場合、当サイトは提携先から報酬を受け取ることがあります。報酬の有無によって記事内の評価を変えることはありません。詳細は広告掲載ポリシーをご覧ください。
外壁塗装工事では、下塗り・中塗り・上塗りの際に塗料特有の臭いが発生します。臭いが強く出るのは工事期間中の数日間で、乾燥後に残るわずかな臭いは水性塗料なら数日〜1週間程度、油性(溶剤系)塗料でも1週間〜2週間程度で軽減するというのが、複数の施工店情報から見える一つの目安です。ただし体感には個人差があり、風向きや気温、使用する塗料の種類によって幅があります。本記事では臭いの正体、工程別の強さ、体調不良時の対処法、契約前に確認しておきたいポイント、関連する法令までを一次情報をもとに整理します。
外壁塗装の臭いの正体とは ― VOC(揮発性有機化合物)と有機溶剤
外壁塗装の臭いの主な原因は、塗料に含まれる有機溶剤(シンナーなど)や、乾燥の過程で空気中に放出されるVOC(揮発性有機化合物)です。日本塗料工業会(JPMA)によると、塗料業界では「塗料製品中のVOC成分含有量が30重量%以下」の製品を自主的に「低VOC塗料」として表示する取り組みが進められています日本塗料工業会。つまり同じ「外壁塗料」でも、臭いのもとになる成分がどの程度含まれているかは製品によって差があり、これが「臭いが強い塗料」「臭いが少ない塗料」の違いを生んでいます。また、VOCは塗装した瞬間だけでなく、塗膜が固まっていく乾燥・硬化の過程でも少しずつ空気中に放出され続けるため、施工直後よりもむしろ数日間かけて臭いのピークが訪れると感じる方もいます。屋外の外壁塗装は風通しがよい分、室内での作業に比べると臭いがこもりにくいものの、無風の日や、隣家との距離が近い住宅密集地では臭いを感じやすくなる傾向があります。
なぜ塗装工事は臭うのか
塗料は「顔料」「樹脂」「添加剤」に加えて、塗りやすい粘度に調整するための「溶剤(希釈剤)」で構成されています。油性(溶剤系)塗料はシンナーなどの有機溶剤を使うため独特の刺激臭が出ますが、水性塗料は水を溶媒として使うため、臭気による近隣からのクレームが少ないとされています。これは建築用塗料の開発・製造を行うプレマテックスが運営する情報サイトでも解説されていますプレマスタイル(プレマテックス)。乾燥の過程で溶剤成分が空気中に揮発することで臭いが発生し、揮発が進むほど臭いは徐々に弱まっていきます。
水性塗料と油性(溶剤系)塗料で臭いの強さ・持続期間はどう違うか
一般に、溶剤系塗料の方が水性塗料よりも臭いが強く、持続時間も長い傾向があります。施工店の情報では、溶剤系塗料のVOC含有量は目安として30〜60%程度、水性塗料は7%以下程度とされていますが創建ペイント(大阪の外壁塗装業者)のコラム、この数値は製品ごとの実測値ではなく、あくまで目安として紹介されているものです。塗料メーカーが公表する製品ごとのVOC値と必ずしも一致するとは限らない点に注意してください。塗料の種類ごとの特徴や耐用年数の違いについては、塗料の種類と耐用年数一覧で詳しく解説しています。
近年は塗料メーカー各社が、臭いを抑えた水性塗料の開発を進めています。例えば日本ペイントの「オーデコートGエコ」は「室内環境に配慮した新世代の水性塗料」とされ、公式サイトでは「塗装後のVOC放出量がほとんどありません」「非常に低臭です」「ホルムアルデヒド・トルエン・キシレンなど、各省庁での規制指針に該当する有機化合物を配合していません」とされています日本ペイント公式サイト。また、エスケー化研の「水性エコファイン」は仕様表で「反応硬化形低VOC水性塗料」に分類され、「環境汚染物質であるVOCは1%未満を実現」と説明されていますエスケー化研公式サイト。このように、メーカー・製品によって低臭性能への取り組みには差があるため、臭いを重視する場合は使用予定の製品名を業者に確認し、メーカーの公式情報を見比べてみることをおすすめします。
工程別に見る臭いの強さと続く期間の目安
外壁塗装は、高圧洗浄・下地処理・下塗り・中塗り・上塗りという順番で進みます。このうち臭いが強く出るのは、主に下塗り以降の「塗料を塗る工程」です。工程ごとの臭いの強さと、臭いが強く出る期間の目安を次の表に整理しました。
| 工程 | 主な作業内容 | 臭いの強さの目安 | 臭いが強く出る期間の目安 |
|---|---|---|---|
| 高圧洗浄・下地処理 | 汚れ・コケの洗浄、下地の補修 | ほとんど臭わない(カビ臭・汚れ臭程度) | 作業日のみ(1日程度) |
| 下塗り | シーラー・プライマーなど下地材の塗布 | 弱め〜中程度(下地材の種類による差が大きい) | 塗布当日〜翌日 |
| 中塗り | 上塗り材の1回目を塗布 | 中程度〜強い(面積が広く塗料量も多い) | 塗布当日〜数日 |
| 上塗り | 中塗りと同じ塗料で仕上げ塗り | 中程度〜強い | 塗布当日〜数日 |
| 乾燥・養生撤去 | 各工程の乾燥、足場・シートの撤去 | 徐々に弱まる | 数日〜1〜2週間程度 |
下塗り・中塗り・上塗りの3工程がある理由や、それぞれにかかる日数の目安については外壁塗装は何日かかるかでも詳しく解説しています。臭いだけでなく工期全体を把握しておくと、生活の見通しが立てやすくなります。また、VOCは気温が高いほど揮発しやすくなる性質があるため、真夏の施工では臭いが早く抜けやすい一方で作業中の臭いは強く感じやすく、逆に気温が低い時期は乾燥に時間がかかる分、臭いがゆるやかに残りやすいと考えられます。季節によって工期や臭いの感じ方が変わりうる点も、あわせて念頭に置いておくとよいでしょう。
臭いはいつまで続く?工事中と乾燥後の目安
臭いが強く感じられるのは工事期間中の数日間で、乾燥後に残るわずかな臭いは水性塗料で数日〜1週間程度、油性(溶剤系)塗料で1週間〜2週間程度が一つの目安です。ただしこれらは施工店ごとの経験に基づく目安であり、全国的に統一された公的な統計は見つかりませんでした。
複数の施工店の情報を比較すると、数値には幅があります。大阪の創建ペイントのコラムでは「水性塗料は約3〜7日程度で臭いが軽減」「溶剤系塗料は約1週間〜2週間程度臭いが持続することがある」としている一方創建ペイントのコラム、全国展開する塗装専門店シンニッケンのコラムでは「水性塗料は数日で軽減されることが一般的」「油性塗料は施工後1週間程度続くことが多い」と紹介されていますシンニッケンのコラム。数値がばらつく理由としては、住宅の立地や風通し、気温・湿度、施工面積、使用する塗料製品の違いなど、現場ごとの条件が異なることが挙げられます。
| 塗料の種類 | 工事中(強い臭いを感じやすい期間) | 乾燥後に残るわずかな臭いの目安 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 水性塗料 | 数日程度 | 数日〜1週間程度 | 創建ペイント/シンニッケン |
| 油性(溶剤系)塗料 | 数日〜1週間程度 | 1週間〜2週間程度 | 創建ペイント/シンニッケン |
体調不良への対処と、配慮が必要な方への対応
臭いで頭痛や吐き気などの体調不良を感じたときは、まず臭いの発生源から距離を取ることが基本です。乳幼児・高齢者・ペット・化学物質過敏症の方には、体調の変化に気づきにくい、あるいは反応が出やすいという特性があるため、工事が始まる前からの配慮が重要になります。
頭痛・吐き気などを感じたら
- 窓を閉め、臭いの少ない部屋や屋外の風上側に移動する
- 施工業者に工程の進み具合や作業予定を確認し、外出や在宅のタイミングを調整する
- 症状が強い場合や長引く場合は、自己判断せず医師の診察を受ける
- 化学物質による健康影響が疑われる場合は、市区町村の環境担当窓口や保健所にも相談できる
有機溶剤が人体に与えうる影響については、労働者を対象とした「有機溶剤中毒予防規則」でも、換気設備の設置や健康診断の実施が義務づけられています。有機溶剤という物質そのものが持つ性質については、後述の「臭いに関する法令・行政の扱い」でも詳しく取り上げます。なお、効果や安全性を保証する記載ではなく、あくまで体調管理の一つの目安としてご確認ください。
塗装業者や医療系のコラムでは、頭痛・めまい・吐き気・のどの違和感といった症状を訴える方がいると紹介されることがありますが、これらの症状が塗料の臭いだけによるものかどうかは個人の体質や既往症、当日の体調によっても左右されます。「臭いを嗅ぐと必ず体調を崩す」といった一律の因果関係を断定することはできないため、気になる症状が出た場合は自己判断で市販薬を使うよりも先に、医療機関に相談することをおすすめします。
乳幼児・高齢者・ペットへの配慮
乳幼児や高齢者、ペットは体調の変化を自分で説明しにくいことが多く、臭いに対する感じ方にも個人差・個体差があります。断定的なことは言えませんが、臭いが強く出やすい中塗り・上塗りの日程を事前に把握し、可能であれば別室で過ごす、外出の予定を工事のタイミングに合わせる、ペットのケージを窓から離れた部屋に置くといった配慮が考えられます。工事期間中にどの程度在宅が必要になるかについては、外壁塗装中の在宅の必要性もあわせてご確認ください。
化学物質過敏症の方への配慮
化学物質過敏症の診断を受けている方がご家族にいる場合は、工事が始まる前に施工業者へその旨を伝え、使用する塗料の種類(水性か溶剤系か)や作業日程をできるだけ詳しく共有してもらうことが望ましいと考えられます。低VOC・水性タイプの塗料であっても、体質によっては反応が出る可能性があるため、必要に応じてかかりつけ医に相談し、工事期間中の過ごし方をあらかじめ決めておくと安心です。
換気・エアコン・洗濯物・近隣への影響 ― 生活面で気をつけたいこと
換気口やエアコンの室外機は、養生されている期間中は使用できなくなります。洗濯物も、足場設置から解体までの間にいくつか外に干せない工程が生じます。それぞれの目安と、近隣への配慮について見ていきます。
換気とエアコンの使用制限(室外機・換気口の養生)
足場を組んで塗装を行う期間中は、室外機や換気口、給湯器の排気口などにビニールなどで養生(保護)が施されることが一般的です。養生されている間はエアコンの室外機が使えなくなるため、冷暖房の使用に制限が出ます。施工店の情報では「工期は10日前後が目安であり、その期間はエアコンが使えないものと考えておく」という案内も見られますが外壁塗装業者の公開コラム、実際には室外機周辺の養生が外れた時点で使用可能になるケースも多く、工期の全期間にわたって必ず使えなくなるとは限りません。正確な期間は現場の工程表によって異なるため、契約前に業者へ確認しておくと安心です。
室内にこもった臭いを外に出そうとして換気扇だけを回す方もいますが、窓を閉め切ったまま換気扇を回すと、建物の隙間から入り込んだ臭いを室内で循環させてしまい、かえって臭いが充満しやすくなるという指摘もありますヤブ原産業(仙台リフォーム営業所)のコラム。臭いが気になるときは、複数の窓を開けて空気の入り口をつくったうえで換気扇を使うと、空気が一定方向に流れやすくなるとされています。ただし窓を開けると外の塗料の臭いがそのまま入ってくる場合もあるため、工程や風向きを見ながら調整するとよいでしょう。
洗濯物を外に干せない期間の目安
洗濯物は、高圧洗浄で水や汚れが飛び散る工程、下塗り・中塗り・上塗りで塗料が飛散する可能性がある工程、足場の設置・解体作業を行う工程では外に干せません。施工店の情報では、これらの工程だけでも合計7日程度になるという目安が紹介されていますが創建ペイントのコラム、実際の期間は天候や外壁の劣化状況によって前後するため、正確な日数は担当業者に工程表で確認するのが確実です。
近隣への影響と挨拶
臭いは風向きや気温によって隣家まで届くことがあり、騒音や粉じんと並んで近隣トラブルの一因になりやすいポイントです。特に洗濯物を外に干す時間帯や、窓を開けて過ごす時間帯が隣家と重なる場合は、臭いに対する感じ方の違いから苦情につながることもあります。工事着工前に施工業者と一緒に近隣へ挨拶を行い、工期の目安や、臭いが出やすい中塗り・上塗りの時期をあらかじめ伝えておくことで、苦情に発展するリスクを減らせると考えられます。挨拶に伺う範囲や伝え方の具体的なポイントは外壁塗装の近隣挨拶で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。実際に近隣とのトラブルが工事全体の失敗につながってしまった例については外壁塗装の失敗例でも紹介しています。
臭いを減らすために契約前に決めておける3つのこと
臭いそのものをゼロにすることは難しいものの、契約前の打ち合わせ段階で決めておくことで、臭いによる負担を軽減できる余地があります。ここでは3つのポイントを紹介します。
①水性塗料を選べる部位と選べない部位を確認する
外壁の上塗り材は水性・溶剤系のどちらも選べる製品が多い一方、下塗り材(シーラー・プライマー)や、密着性を優先したい部位では溶剤系しか選択肢がない場合があります。契約前に「どの工程・どの部位に、水性と溶剤系のどちらを使う予定か」を見積書や仕様書で確認しておくと、臭いの見通しが立てやすくなります。塗料ごとの特徴や耐用年数の違いは塗料の種類と耐用年数一覧で解説しています。見積書の中で、どの工程にどのグレード・タイプの塗料が使われているかを把握しておくと、金額の内訳も理解しやすくなります。費用の内訳全体については外壁塗装の費用内訳もあわせてご確認ください。
②工程ごとの日程を事前にもらい、在宅日を調整する
中塗り・上塗りなど臭いが強く出やすい工程がいつ行われるかを事前に工程表でもらっておけば、通院や外出の予定、在宅ワークの日程を調整しやすくなります。特に乳幼児や高齢者、化学物質過敏症の方がいるご家庭では、その工程の日だけ外出先を確保しておくといった対応も検討できます。
③換気口・エアコンの養生の扱いを見積書と工程表で確認する
エアコンの室外機や換気口、給湯器の排気口をいつからいつまで養生するのかは、見積書や工程表に明記されていないこともあります。契約前に「養生の開始日・撤去予定日」「養生中の室外機使用の可否」を書面で確認しておくと、真夏や真冬に工事が重なった場合でも、生活への影響をあらかじめ見積もりやすくなります。
臭いに関する法令・行政の扱い ― 悪臭防止法・条例・相談窓口
外壁塗装の臭いに関する法令としては「悪臭防止法」があります。都道府県・市区町村が指定した規制地域内での事業活動に伴う臭気が対象で、塗装工事業を規制対象業種として条例に明記している自治体もありますが、規制の内容は自治体によって異なり、全国一律の基準があるわけではありません。
環境省によると、悪臭防止法は「規制地域内の工場・事業場の事業活動に伴って発生する悪臭について必要な規制を行うこと等により生活環境を保全し、国民の健康の保護に資すること」を目的とした法律です環境省。規制地域は都道府県知事(市の区域内では市長)が指定し、規制の方法には「特定悪臭物質(22物質)の濃度規制」と「臭気指数規制」の2種類があります。特定悪臭物質22物質には、塗料に含まれるトルエンやキシレンも含まれていますさいたま市の公開資料。「濃度規制」は敷地境界線などで特定の物質の大気中濃度を測定して基準を判断する方法、「臭気指数規制」は人の嗅覚を基準にした複合的なにおいの強さで判断する方法で、どちらを採用するかは自治体の判断に委ねられています。
自治体レベルでは、塗装工事業そのものを規制対象業種として明記している例もあります。例えば埼玉県の生活環境保全条例では、塗装工事業を含む13業種が臭気濃度による規制の対象とされています埼玉県。一方、東京都では悪臭防止法に加えて環境確保条例により、工場・指定作業場以外の事業についても、苦情が発生した場合に「人の健康又は生活環境に障害を及ぼすおそれがない程度」を基準として指導が行われる仕組みがあります東京都環境局。このように、外壁塗装の臭いが法令上どう扱われるかは自治体ごとに差があり、すべての地域で同じ基準が適用されるわけではない点には注意が必要です。
近隣からの臭いの苦情に発展した場合の相談窓口は、一般的に工事現場がある市区町村の環境担当課(環境保全課・環境衛生課など、名称は自治体により異なります)です。まずは施工業者に伝え、それでも解決しない場合は自治体の窓口に相談する、という流れが基本になります。
労働者の健康を守るための規制としては「有機溶剤中毒予防規則」があります。この規則の第五条では、有機溶剤業務を行う屋内作業場等について、蒸気の発散源を密閉する設備や、局所排気装置・プッシュプル型換気装置の設置が義務づけられており、健康診断の項目にも「有機溶剤による自覚症状又は他覚症状の有無」の検査が含まれています厚生労働省。また、有機溶剤の一種であるエチルベンゼンが特定化学物質障害予防規則の対象に追加された際の厚生労働省の周知資料でも、中枢神経系への影響や気道刺激性が指摘されています厚生労働省(塗装業者向け周知資料)。ただし、これらの規則・資料が直接対象とするのは「屋内作業場等において行う塗装業務」であり、戸建て住宅の外壁のような屋外での塗装工事や、その近隣にお住まいの方に自動的に適用されるものではありません。あくまで、有機溶剤という物質が持つ性質を理解するための参考情報としてご確認ください。
なお、厚生労働省はシックハウス対策として「室内空気中化学物質の室内濃度指針値」を定めており、塗料にも含まれるトルエンは260μg/m3(0.07ppm)、キシレンは200μg/m3(0.05ppm)、エチルベンゼンは3800μg/m3(0.88ppm)が目安とされています三重県(厚生労働省資料を引用)。ただしこれは新築・改修後の室内環境を対象にした指針値であり、外壁塗装工事中・工事後の屋外や近隣の臭いに直接あてはめられる基準ではない点にご注意ください。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 悪臭防止法 | 規制地域内の事業活動に伴う悪臭を規制。特定悪臭物質22物質にトルエン・キシレンを含む | 環境省/さいたま市 |
| 自治体条例の例(埼玉県) | 生活環境保全条例で塗装工事業を含む13業種を臭気濃度規制の対象と明記 | 埼玉県 |
| 自治体条例の例(東京都) | 環境確保条例により、工場等以外の事業も苦情発生時に指導対象となりうる | 東京都環境局 |
| 室内濃度指針値(トルエン) | 260μg/m3(0.07ppm) | 厚生労働省(三重県資料より) |
| 室内濃度指針値(キシレン) | 200μg/m3(0.05ppm) | 厚生労働省(三重県資料より) |
| 室内濃度指針値(エチルベンゼン) | 3800μg/m3(0.88ppm) | 厚生労働省(三重県資料より) |
よくある質問
外壁塗装の臭いは何日で消えますか?
施工店の情報では、水性塗料で数日〜1週間程度、油性(溶剤系)塗料で1週間〜2週間程度が一つの目安とされていますが創建ペイント、住宅の立地や気温、使用する塗料によって差があります。全国的に統一された公的な統計は見つかりませんでした。
臭いで頭痛や気分が悪くなったらどうすればいいですか?
まず窓を閉めて臭いの少ない部屋に移動するなど、発生源から距離を取ってください。症状が強い場合や続く場合は、自己判断せず医師の診察を受けることをおすすめします。近隣の臭いが強く生活に支障が出ている場合は、市区町村の環境担当窓口に相談する方法もあります。
水性塗料ならまったく臭いはしませんか?
水性塗料は油性(溶剤系)塗料と比べて臭いが弱い傾向にありますが、水性塗料にも微量の溶剤成分が含まれる製品があり、「まったく無臭」とは限りません。低VOC・水性の製品を希望する場合は、契約前に施工業者へ具体的な製品名と特性を確認しておくと安心です。塗料メーカーの中には、公式サイトでVOC放出量やホルムアルデヒド放散等級などを具体的に公表している製品もあるため、気になる場合はメーカーの製品ページも見比べてみるとよいでしょう。
エアコンの室外機はいつから使えなくなりますか?
室外機は、足場を組んで養生が施される期間中は使用できなくなるのが一般的です。工期は現場によって異なり、養生が外れた時点で使用可能になるケースが多いため、正確な期間は工程表で確認してください。
臭いがひどい場合、悪臭防止法で業者に何か言えますか?
悪臭防止法は規制地域内の事業活動に伴う悪臭を規制する法律で、塗装工事業を規制対象業種として条例に明記している自治体もあります埼玉県。ただし規制の有無や内容は自治体によって異なるため、まずは施工業者に状況を伝え、解決しない場合は工事現場のある市区町村の環境担当窓口に相談することをおすすめします。
まとめ
外壁塗装の臭いは、塗料に含まれる有機溶剤やVOCが乾燥の過程で揮発することで発生します。工事期間中の数日間が最も臭いが強く、乾燥後に残るわずかな臭いは水性塗料で数日〜1週間程度、油性(溶剤系)塗料で1週間〜2週間程度が一つの目安です。ただし数値には施工店ごとの幅があり、住宅の立地や気温によっても変わるため、契約前に工程表と塗料の種類を確認しておくことが臭い対策の第一歩になります。
体調不良を感じた場合は無理をせず、医師や自治体の窓口に相談してください。近隣への配慮としては、事前の挨拶と工程の共有が有効と考えられます。臭いを減らすためにできる工夫として、水性塗料を選べる部位の確認、在宅日の調整、養生期間の事前確認という3つのポイントを、契約前の打ち合わせで業者と一緒に整理しておくことをおすすめします。悪臭防止法や自治体の条例は地域によって内容が異なるため、臭いに関して不安がある場合は、契約前に施工業者へ使用予定の塗料と工程表を確認するとともに、必要に応じて工事現場のある市区町村の環境担当窓口にも事前に相談しておくと、より安心して工事を進められるでしょう。
見積もりを取るときに使えるサービス
ここから先は広告を含みます。自分で業者を探す時間が取れない場合は、一括見積もりサービスを使う方法もあります。ただしこれらのサービスは加盟店からの掲載料で運営されているため、紹介されるのは「その仕組みに参加している会社」に限られます。地元の優良な塗装店が含まれていないこともあるため、あくまで候補を集める手段の一つとして使ってください。この記事で挙げたチェック項目は、サービス経由で集めた見積書にもそのまま使えます。

